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新藤有道先生によるスライドプレゼンテーション。(全3パート)
「審美領域における欠損補綴を考える」というタイトルで、難しいと言われている上顎前歯部の欠損部補綴に関して、
前歯部のシングルスタンドのインプラント、またブリッジ修復について症例を基にお話しいただきました。
抜歯前に診査診断を入念に行い、その後の状態を見極め治療計画を立てる事の重要性についても、お話いただいています。
上顎前歯部に於いての欠損補綴が難しいとされております理由は、
上顎前歯部の唇側(天然歯の唇側)の骨は非常に薄くて抜歯をすれば、
直ぐに吸収してしまいます。解剖学的な制約が大きくある点で施術が難しいとされております。
また、上顎前歯は患者さん自身が見える箇所でありますので、
患者さんの主観に影響されるという点でも難しいとされております。
患者さんの歯肉や隣接歯の状態を考慮し、抜歯の前にその後の状況を推測するなどの処置方法について、症例を元に丁寧にご説明されています。・症例1
ズイバドロンの例でいくとClass1のものです。
GBRを伴ったインプラントの埋入をし、2重オペ時にはCTGを行い幅を増していきます。
オッセオインテグレーション確立後にはプロビジョナルを作成し、プロビジョナルのカントゥアを整え歯の形を作っていきます。
清掃性、審美性が確立された後に再収拾物の装着を行っていきます。
抜歯をして、元々ブリッジが入っていても、年月が経つと、かなり歯槽堤が吸収するのが分かります。【参照】
上顎前歯部矢状断面は四つのパターンに分類できます。
Class1 歯根が唇側骨に向かっているもの
Class2 歯根が歯槽骨の中央にあり、根尖部1/3が唇側または口蓋側の皮質骨と結合していないもの
Class3 歯根が口蓋側骨に向かっているもの
Class4 少なくとも根尖部2/3が口蓋側骨の皮質骨に結合しているもの
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