本セミナーは2024年7月12日 - 7月15日に渡って開催されます第22回 国際外傷歯学会世界大会を記念したプレセミナーのオンデマンド配信です。

本動画では、MTAと水酸化カルシウムセメントの比較について詳細な解説が行われています。

異なる水酸化カルシウムセメント製品間の比較を取り上げ、同じカテゴリーの製品であっても、結果に違いが出る可能性に注意を促しています。
また、乳歯や間接覆髄といった研究内容を含む論文についても言及し、間違った研究内容が含まれる可能性がある点も指摘してくださいました。

さらに、MTAと水酸化カルシウム・カルシウムシリケートセメントの比較研究を紹介し、信頼性の高い条件下でMTAが優れている結果について解説しています。
しかし、多様な材料の混在があるため、注意が必要であるとも指摘しています。

泉先生は、直接覆髄に関する論文がごった煮状態で、MTAと水酸化カルシウムのどちらが優れているかの結論が出せないと述べています。
また、部分断髄・全部断髄においても、MTAと他の覆髄材の比較について、確定的な結論は得られていないとのことです。

動画の後半では、日本で利用可能な材料についての論文を取り上げ、プロルートMTAとライフ、プロルートMTAとダイカルの比較について解説しています。
失敗率や技術的要因についての洞察を提供し、プロルートMTAによる直接覆髄の結論についてもお話しされています。