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スペシャル
2022年11月21日(月) 公開

顎堤吸収による隙間と食渣による痛みに対する義歯安定剤の効果とは? #3

価格
2,200円〜(税込) (D+会員 1,760円〜(税込))
付与ポイント
1% (通常:20pt〜 D+会員:16pt〜)
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    • 00:10 〜 【部分床義歯の体験談】5.義歯完成
    • 00:58 〜 装着 
    • 02:22 〜 6.イチゴと安定剤 
    • 06:55 〜 ポリグリップ
    • 09:05 〜 食事時の口腔内は餅つきのよう
    • 12:28 〜 7.約1年後の顎堤の様子
    • 13:40 〜 光重合のライナーがお勧めな理由 
  • *2022年4月4日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。          


    引き続き、村岡先生の義歯の体験談をお話くださいました。
    #2では下顎の前歯部を抜歯して増歯し、下顎の残存歯は左下4、5番のみになりました。
    本動画ではこの状態での部分床義歯を使用されてみてどうだったのかをお話しくださっています。

    義歯作製後の装着感は、咬合も良く側方運動時も動かず具合が良かったそうです。
    義歯の場合は側方運動をした時に前歯が当たると具合が悪くなるため、スムーズに動かせるようにすることが大切になります。
    しかしやはり残っている左下4、5番辺りで噛みがちになったと村岡先生はおっしゃっておられました。
    その後約1年ほどは問題なくお使いになられていたようですが、段々隙間に物が入るようになってきました。
    これは顎堤が吸収されたからでしょう。

    そしてパーシャルデンチャーの特徴として、残っている歯を支点にしてシーソーのように動くというものがあります。
    良く舌側で割れてしまうということが起きるのは、このような理由からです。
    それを防ぐために舌側に金属を裏打ちしたところ、破折しない代わりに物が入るようになったと村岡先生は言います。
    ゴマやトンカツの衣、イチゴなどが入りやすいそうですが、中でもイチゴが特に苦手だと感じられたそうです。
    臨床上でこのようなケースは沢山経験されていらっしゃると思いますが、村岡先生の実体験の様子からはまた学べるものがあります。
    動画内ではイチゴの種が義歯の隙間に入った時の感覚を「靴に石が入った場合」にわかりやすく例えてご説明くださいました。
    ではこの問題に対して村岡先生はどのように対応されたのでしょうか。

    まず「ポリグリップ」を使用してみられたそうです。
    臨床時に安定剤を使用した義歯を手にした時、ベタついているため義歯調整をするまで少し手がかかってしまいます。
    安定剤を除去するところから始まるためスムーズに進められず、施術者としては煩わしく感じてしまうこともあるかもしれません。
    先生方からすれば、義歯安定剤を使うよりも義歯調整をした方が良いと当然思われるでしょう。
    ではなぜ患者様は使うのでしょうか。
    そこに至る気持ちや実際の使用感、光重合のリライナーを勧める理由など、ここでも村岡先生の体験談は非常に参考になります。
    実際にパーシャルデンチャーを使う患者様の気持ちがより知れる内容になっておりますので、ぜひご覧ください。

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