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2023年4月10日(月) 公開

よく噛んで食べるとう蝕予防になる?│Step5-6

価格
880円〜(税込)
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    • 00:20 〜 本日の内容
    • 00:54 〜 ケニアの子供の例から考えるースクロースとサトウキビ
    • 01:28 〜 1.どうなる?プラークのpH:1-1.隣接面のpHの変化
    • 02:37 〜 1-2.う窩のpHの変化
    • 03:10 〜 2.サトウキビは齲蝕になりにくい?
    • 03:45 〜 刺激時唾液とは
    • 04:47 〜 1.味覚唾液反射と咀嚼唾液反射
    • 05:06 〜 2.唾液の緩衝作用
    • 05:31 〜 緩衝作用とは
    • 06:00 〜 重炭酸
    • 06:40 〜 1.緩衝作用
    • 07:51 〜 2.唾液のpHを上げる作用
    • 08:41 〜 チャレンジ
  • 伊藤先生の著書、2020年の医歯薬出版ベストセラーに選ばれた「カリエスブック 5ステップで結果が出るう蝕と酸蝕を予防するカリオロジーに基づいた患者教育」(医歯薬出版 刊)をお手元にご視聴いただくと、より理解が深まります。
    カリオロジーシリーズ特設ページはこちら


    「よく噛んで食べると、虫歯にならないのか?」と患者様から質問を受けたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
    今回の動画では「噛むこととう蝕の関係」について、唾液の「緩衝作用」から考察していきます。

    この問題を考えるにあたり、伊藤先生はまずケニアのナイロビの子供たちによる実験を紹介してくださっています。
    これは2本以上う窩のある5人の子供たちに対し、スクロースとサトウキビを用いたプラークのpHの変化をみる、という実験です。

    実験をするにあたり、食事による影響を受けないようにするため、前夜の食事は禁止します。
    その上で10%スクロース溶液で1分間洗口した場合と、サトウキビを3分間噛んだ場合について調べていきます。
    隣接面プラークのpHは、上顎・下顎でそれぞれどのように変化するのでしょうか。

    まずスクロースですが、安易に想像できるように上顎・下顎ともpHは大きく下がります。
    では、サトウキビはどうでしょうか。
    動画内の図によると、衝撃的なことに上顎・下顎とも「ほぼpHが下がっていない」ことがわかります。

    次にう窩のプラークのpHの変化ですが、スクロースはグッと下がるのに対し、サトウキビは下がるもののすぐに上昇しています。
    これは一体なぜなのでしょうか。
    その答えは、ぜひ動画でご確認いただきたいと思います。

    続いて「刺激時唾液」についても解説いただきますが、刺激時唾液の1分間の平均的な量は、1.5mlだそうです。
    こちらも「味覚刺激・咀嚼刺激・嘔吐・催吐反射・嗅覚・年齢・唾液線の大きさ」などの因子により、左右されます。

    この中で特に大切なポイントは「味覚刺激」と「咀嚼刺激」だと伊藤先生はおっしゃっています。
    なぜなら、今回の動画で詳しく説明いただく唾液の「緩衝作用」と非常に関係しているからです。

    「緩衝作用」とは、pHを中和する働きのことを指していることは既にご存じでしょう。
    緩衝作用のメインとなるものは、唾液中の「重炭酸・尿素・リン酸・タンパク質」です。
    ここでは、唾液のすごさを感じることができる「重炭酸」にスポットライトを当て、詳しくご説明くださいます。

    重炭酸の作用は「緩衝作用」と「唾液のpHを上げる作用」の2つです。
    わかりやすい内容となっておりますので、ぜひ動画をご覧になってみてください。

    最後まで視聴いただくと「よく噛むと虫歯は防げるのかどうか?」という問いにも、きっと明確に答えられるようになるはずです。

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