オープンバイト×コンプライアンス不良症例に立ち向かう|相談者B DAY2
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2025年10月9月、11月6日の2日間で開催された『クリンチェックTetoriAshitori 第4期』から、【2日目・第2部】の内容をお届けします。
本動画では、前歯部の空隙を主訴とする21歳女性の開咬症例を題材に、追加アライナーの設計と患者さんのコンプライアンスを踏まえた治療の進め方について検討します。
すでにイニシャルアライナーによる治療を進めていたものの、フィッティングに問題が生じたため再スキャンを行い、追加アライナーへ移行した症例です。患者さんは忙しく、来院キャンセルもあることから、受講者は「最終位置まで作り込んだ状態で治療を進めてもよいのか」「途中で来院が途絶えた場合にどう対応するのか」といった疑問を岡野先生に相談します。
岡野先生がまず強調するのは、アライナー治療における患者さんのコンプライアンスの重要性です。来院や装着が十分に行われないことを前提として治療計画を変えるのではなく、まずは必要な装着や通院に協力してもらえる環境をつくることが重要であると解説。そのうえで、どうしてもコンプライアンスの確保が難しい場合には、難しい動きを減らすことやワイヤーの使用など、別の対応を検討する考え方が示されます。
症例検討では、下顎の歯数が少ないことを踏まえ、スペースを残すのか、上顎前歯部へのIPRによって歯の大きさのバランスを整えるのかを検討。犬歯ガイド、オーバージェット、審美性など、すべてを同時に満たすことが難しい中で、何を優先するのかを整理していきます。術者側の治療目標と患者さんの希望をすり合わせ、治療開始時から優先順位を共有することの重要性についても語られます。
また、開咬症例における基本的な考え方として、前歯部の挺出と臼歯部の圧下について解説。前歯部にアタッチメントを設定することで、前歯部の挺出を狙うだけでなく、その反作用による臼歯部の圧下も期待する設計について紹介します。さらに、臼歯部の圧下に伴う顎位や前後関係の変化、顎間ゴムやインプラントアンカーを用いる選択肢にも触れています。
後半では、歯の移動量についての質問から、岡野先生が一つの目安として考えている「2〜3mm」という数値についても解説。絶対的な移動だけでなく、傾斜移動などによる相対的な移動や上下顎双方の動きを組み合わせて考えるなど、クリンチェック上の数値だけでは捉えきれない治療計画の考え方を学べます。
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