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2026年10月14日(水) 公開

抜歯ケースのシザースバイト、いつ治す? ボタンとスクリューの使いどきを考える|DAY1

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  • 2026年3月19月、8月6日の2日間で開催された『クリンチェックTetoriAshitori 第5期』から、【1日目・第6部】の内容をお届けします。

    抜歯を伴うアライナー矯正では、どの歯を固定源として利用し、どこまで前歯を後退させるべきなのか。

    「クリンチェックTetoriAshitori 第5期」DAY1の第5回では、32歳女性の症例をもとに、シザースバイトの改善、抜歯部位の選択、アンカレッジの考え方について、岡野修一郎先生が詳しく解説します。

    今回の症例では、Ⅱ級傾向の咬合関係に加え、臼歯部のシザースバイトが認められます。参加者は抜歯を伴う治療計画を提示し、シザースバイトを改善する手順や、インプラントアンカーの必要性、アタッチメントの設計などについて相談します。

    まず岡野先生が注目するのは、シザースバイトの深さです。

    前の症例で取り上げた比較的浅いシザースバイトとは異なり、今回のように深く噛み込んでいる症例では、単純な傾斜移動だけで改善することが難しくなります。

    そのため、初回のアライナーから無理に改善を目指すのではなく、初期段階では大きな移動を避け、追加アライナーで本格的な改善を図るという選択肢を紹介します。

    また、臼歯を固定源として利用することの重要性や、アライナーが歯をしっかり把持できる形態についても説明します。

    続いて、抜歯部位の選択について検討します。

    第一小臼歯と第二小臼歯のどちらを抜歯するかによって、スペース閉鎖時の歯の移動や傾斜の生じ方が変わります。岡野先生は、小臼歯の歯軸や初期位置、叢生量などを確認しながら、それぞれの選択肢を比較します。

    さらに、抜歯症例におけるインプラントアンカーの必要性についても解説します。

    固定源を強固にすることが必ずしも治療計画の実現性を高めるとは限らず、歯槽骨のハウジングや前歯の後退可能量を考慮する必要があると説明。アンカレッジロスをどの程度許容するのかという視点から、抜歯スペースの閉鎖を考えます。

    後半では、エンジェルアライナーのボタンやアタッチメントの設計、顎間ゴムの使用についても検討します。

    シザースバイト、抜歯部位、固定源、歯の移動量をそれぞれ独立して考えるのではなく、治療全体のバランスを踏まえて設計するための考え方を学べる内容です。

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