最近、咬合違和感症候群(Occlusal discomfort syndrome:ODS)という言葉を耳にするようになりました。
これは、2013年に日本補綴歯科学会から提唱された症候群です。
日常歯科臨床において、咬み合わせの違和感を訴えて来院する患者の頻度は比較的多い傾向にあります。
しかしながら、その実態は複雑で安易に咬合調整を行ってしまうと、さらに症状を重症化させてしまう場合も少なくありません。
この症候群について、神奈川歯科大学附属において、ODS患者を対象にその病態とその症状に関連する修飾因子を明確にすることができたので、説明いただきました。
さらに、患者対応のフローチャートや患者アセスメントシートの作成を行い、いくつかの患者例をもとに注意すべきポイントについて分かり易く解説いただいております。
*2023年3月15日にLIVE配信されたクリニカルカンファレンスの講演内容です。
エピソード
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咬合違和感症候群はみなさまにとってなじみのある言葉でしょうか。不用意な咬合切削はかえって症状を悪化させる原因となります。この動画を見て、咬合違和感症候群を学びましょう。再生する
再生時間 03:02
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咬合違和感症候群の患者の簡易診断のフローチャートや咬合検査・顎関節検査・咬合違和感症候群の修飾因子について説明して下さっています。再生する
再生時間 33:44
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口腔領域は非常に敏感で繊細です。この口腔領域を扱う私たちは、脳への信号伝達を学ぶ必要があります。この動画を見て、学んでいきましょう。再生する
再生時間 07:34
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咬合違和感症候群患者の対応と咬合違和感症候群患者のアセスメントシートの大切なポイントについて解説してくださっています。再生する
再生時間 28:39
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スペシャル【後編】まとめ・追補 #5咬合違和感症候群患者の対応と治療方針について、今までの講義内容のまとめ、咬合違和感症候群患者の特徴と対応についてお話してくださっています。再生する
再生時間 04:36
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スペシャル【後編】質疑応答 #6講義の最後に聴講生からの質問に答えていただきました。「歯髄感覚は咬合違和感に影響があるか」 「どのような条件で不可逆的な治療を決断するか」といった質問に回答いただきます。再生する
再生時間 05:11
レビュー
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5.0
治療には患者さんとの信頼関係、コミュニケーションが大切で重要だと再認識しました。
先生のわかりやすい講義に感謝します。2023/08/22 -
4.0
明日からの臨床で、意識して取り組もうと改めて思いました。ありがとうございました。
2023/08/22 -
5.0
ODSと言う体系づけがあることを知りませんでしたので、非常に勉強になりました。歯科はカルテが薄く、また、治療中の手で入力することも難しいため、今回話に出てきたような内容をきちんと記録することの難しさを日々感じています。ぜひ、先生のお力で企業なども取り込み、アセスメントシートのようなカルテ記載の充実ができるような仕組みづくりなど、患者との信頼関係構築がしっかりできる医療環境づくりなど、進めていただけたら大変嬉しく存じます。
2023/08/22
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