【W-Lock Dentureについて】
ウイングロックデンチャーは、義歯を分割して口腔内で組み立てて機能させる。外す時は口腔内で分割して取り出すシステムです。クラスプデンチャーと異なり、ウイングを開閉することで義歯の維持を確保するシステムで、ウイングにはアンダーカットの制約はありません。通常の保険の義歯では着脱時に鈎歯に負担を掛けますが、ウイングロックデンチャーは義歯本体の着脱で鈎歯に負担を掛けることはありません。マグネットの特性で患者様は簡単に着脱できます。

青柳先生の歯科技工所 ほてつやＡＰＬ 公式サイト

【第4回 3ピースでウイングが小さい症例 #2 義歯設計とサベイライン】
サベイイング方向に関するW-Lock Dentureの優位性について解説していただきます。

著しく前歯部がフレアーアウトしたケースでは咬合面と垂直にサベイイングを行えず、クラスプの維持力が発揮できません。通常のPartial Denture やノンクラスプデンチャーの対応は不可能と思われる症例でも、クラスプのないW-Lock Dentureであればアンダーカットの制約がなく、そのような症例にも対応でき、前歯部の着脱方向を気にする必要がありません。

本動画では維持装置の基本概念にとらわれないW-Lock Dentureの特色についてより理解を深めていただける内容となっています。

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