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【W-Lock Dentureについて】
ウイングロックデンチャーは、義歯を分割して口腔内で組み立てて機能させる。外す時は口腔内で分割して取り出すシステムです。クラスプデンチャーと異なり、ウイングを開閉することで義歯の維持を確保するシステムで、ウイングにはアンダーカットの制約はありません。通常の保険の義歯では着脱時に鈎歯に負担を掛けますが、ウイングロックデンチャーは義歯本体の着脱で鈎歯に負担を掛けることはありません。マグネットの特性で患者様は簡単に着脱できます。
青柳先生の歯科技工所 ほてつやAPL 公式サイト
【第5回 著しくフレアーアウトしている症例 #2 サベイイング方向についてのW-Lock Dentureの優位性】
臼歯部の咬合支持が喪失し咬合高径が低下すると、下顎前歯部による突き上げから上顎前歯が大きくフレアーアウトしてしまいます。このような歯軸の変化は義歯の着脱方向を設定するうえで大きな問題となります。
W-Lock Dentureでは義歯を分割しそれぞれのパーツを異なる方向から装着することで、この問題を解決することができます。さらに患者様からW-Lock Dentureは装着感がよいとの声をいただくことが多いそうで、その理由について一般的なクラスプデンチャーと比較した鉤歯にかかる圧力の違いを考察されています。
また、最後にまとめとしてW-Lock Dentureの利点欠点についても説明してくださっていますので、これから臨床応用される際に気をつけるべきことがよく分かる内容となっております。キーワード:サベイング 部分床義歯 パーシャルデンチャー
次のエピソード
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実際にW-Lock Dentureの利点を生かして補綴処置を行った症例として、著明な骨隆起が存在する下顎全部床義歯のケースを提示してくださっています。本症例では義歯を2ピースに分割することで辺縁封鎖を達成し、下顎隆起の大きなアンダーカットを利用して維持を得ています。再生する
再生時間 05:39
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