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スペシャル
2025年10月22日(水) 公開

脳内のイメージを具現化させるクリンチェックの作り方|DAY1

価格
22,000円〜(税込)
付与ポイント
1% (200pt〜)
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  • 2日間にわたり行われた岡野修一郎先生による『クリンチェックTetoriAshitori』の中から、【1日目・第1部】の内容をお届けします。

    第2期の本編では、クリンチェックを共通の土台に、参加者それぞれの症例の進み具合に合わせて計画を共有・見直します。
    次回に向けたフィードバックやリカバリー(必要な調整)も、その場で一緒に組み立てていきます。名称から初学者向けを連想されるかもしれませんが、基礎だけでなく、臨床に踏み込んだ深いディスカッションまで行います。

    ▼講師の背景と情報発信
    渋谷区で矯正歯科オフィスを運営。日大松戸卒業後は矯正学講座に在籍し、日本初のインビザライン専門クリニックで研鑽を積みました。
    クリンチェックの修正代行や学術誌のローカルアドバイザリーを担当し、ヨーロッパの学会認定を取得。
    インビザラインのファカルティも務めています。ウェブセミナー「アライナーレディオ」と連動した書籍化や、患者向け症例集の制作など、継続的な情報発信にも取り組んでいます。

    ▼クリンチェックの要点:予測実現性
    クリンチェックは、頭の中の理想像をソフト上に形にする作業です。理想を明確に持ち、CBCT などのデジタルデータを統合して落とし込みます。
    鍵は「予測実現性(計画どおりに再現できる度合い)」を高めること。移動量をできるだけ小さくし、複雑で無理のある動きを避けることで、治療期間の短縮、追加アライナーの削減、来院回数の抑制につなげます。

    ▼歯の動きを分解して考える
    歯の移動は「一歯単位」と「歯列全体」に分けて捉えます。基本は傾斜移動を軸に、相対的挺出(周囲の歯の位置関係を調整して見かけ上の挺出を得る)と絶対的挺出(対象歯自体を引き上げる)を使い分け、必要に応じてルートコントロール(歯根の向き・位置の制御)を加えます。
    絶対的挺出に頼りすぎる設計は予測実現性を下げやすいため、相対的挺出も取り入れて、効率よく咬合を作っていきます。

    ▼例:2級2類をどう捉えるか
    不正咬合は「デンタルコンペンセーション(骨格不調和やスペース不足を、歯の位置づけで補う適応)」によって成り立っていることが少なくありません。本来の「オーガニックな位置(自然な位置)」を目標に、移動量を最小限に抑えながら理想咬合へ導く設計が大切です。
    難易度は「移動量 × 対象歯数」で上がるため、設計段階でしっかり見極めます。

    最後に、傾斜移動は万能ではありません。理想的な咬合関係を見据え、取り入れられる範囲で賢く活用します。本編では、参加者それぞれのクリンチェックを実際に共有し、その場で「修正の勘どころ」を具体化していきます。

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