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スペシャル
2025年10月22日(水) 公開

バイトの調整を極める!解剖学的特徴を考えた調整法|相談者B-1 DAY2

価格
22,000円〜(税込)
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  • 2日間にわたり行われた岡野修一郎先生による『クリンチェックTetoriAshitori』の中から、【2日目・第2部】の内容をお届けします。

    初診は前歯部の歯並び改善を主訴とするディープバイトです。
    セファロ所見は骨格的に下顎2級傾向です。初回は36枚で進行し、30枚目時点で追加アライナーへ移行します。最終位置は無駄のない咬合を目標にし、ステージングは再検討します。
     
    ▼ディープバイトの前歯配列
    スペース閉鎖の後、上顎の遠心移動量を見立てます。早期接触(咬合接触点)を個々に除去し、サイマルテニアスに全体を動かしながら「じわじわ噛ませる」設計を示します。バイトジャンプは指示せず、クリンチェック上で表現します。上顎6のボタンカットは最「近心」へとコメントし、近心を上げやすくします。スピーカーブは目的に応じてフラット化と自然形態の使い分けを提案します。
     
    ▼下顎7番の近心傾斜
    楕円形アタッチメントなどで把持を確保し、アライナーでも後方へアップライト可能と考えます。
    ただし空隙対策として近心移動も併用し、必要に応じてセクショナルワイヤーや8番抜歯を検討します。移動は2段階(①起こす②ゴムで牽引)が現実的です。短スパンでは3/16インチ6.5oz、場合により1/8インチ6.5ozを使用します。
     
    ▼設計の着眼点
    下顎5の遠心干渉は舌側傾斜+遠心を舌側に入れて除去しやすく、上顎6遠心と下顎7近心の当たりを消すと下顎前方誘導が得られます。
    AP修正は遠心移動と顎間ゴムを併用します。インプラントアンカーの活用も示しています。
     
    ▼Q&Aハイライト
    オープンバイトでは前歯部でゴムを使うことはありますが、強い垂直挺出目的では多用しません。
    絶対的1.5mm程度の圧下はアライナー単独でも可能との見解です。水平的ジャンプは、必要に応じて目標位でバイト採得しクリンチェックに反映します。追加アライナーで行う場面が多いです。

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