叢生量の多い2級症例クリンチェック×シーザスバイトの対応の仕方|相談者B DAY1
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2日間にわたり行われた岡野修一郎先生による『クリンチェックTetoriAshitori』の中から、 【1日目・第3部】の内容をお届けします。
今回のテーマは、14歳の女性、クラスII叢生・抜歯症例を題材に、口腔内・顔貌写真、パノラマ、セファロ所見をもとに「骨格I級・Angle Class II」と診断。そこからどのように治療計画を立てるかを検討します。
また、初回計画の見直しポイントやクリンチェック再作成の意図についても解説します。
▼ケース概要
上顎前歯に強い叢生を認め、右下にはシザースバイトを伴う症例です。
早期接触によって顎位が不安定になりやすく、印象再取得後の分析で位置のずれが判明。
そのため、段階設計の再検討が必要と判断しました。
▼計画のポイント
治療のゴールを“2級仕上げ”に設定し、シーケンシャル遠心ではなく、上下を同時に動かす「サイマルテニアス」方式を推奨。
下顎の叢生をIPRで解消するため、IPRありの計画へ変更しました。ステージ数はおよそ30にまとめ、交換間隔は1週間〜10日。
初回治療期間の目安は約8〜10か月です。
▼アタッチメント設計
初回では、上顎には基本的にアタッチメントを付与せず、下顎の3番・4番に設置します。
パワーリッジは初期段階では使用せず、まずは適合を重視。上顎7番は形態が複雑なため、フックよりも必要に応じて近心側にアタッチメントを追加し、コントロールを行います。上顎前歯の歯軸は数値だけにとらわれず、視覚的なバランスを優先。
初期の角度を活かしつつ、3番は移動量を抑え、1番の軽度挺出はアタッチメントなしでも対応可能と判断します。
▼エラスティックの運用
2級・3級ゴムは目的に応じて使い分けますが、本症例では基本的に3級ゴム(6-3間)を軽荷重で使用します。
ボタンカットは回転を妨げる場合があるため注意が必要で、状況に応じてプレシジョンカットへ切り替えます。
初回アライナー終了後には、AP関係(前後的関係)と顎位変化を再評価。
その結果を踏まえ、追加アライナーとアタッチメント設計で最終仕上げを行います。
全体を通して、初期設計の目的と再設計の意図を明確にしながら、「実現可能で安定した咬合」を目指す治療計画を構築していきます。
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