2類1種抜歯症例のはじめ方|デフォルトのクリンチェックからどう考える?|相談者E DAY1
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2日間にわたり行われた岡野修一郎先生による『クリンチェックTetoriAshitori』の中から、【1日目・第6部】の内容をお届けします。
23歳女性。 上顎前歯の突出を主訴とする23歳女性症例を題材に、Ⅱ級フィニッシュを目指す設計を実践的に解説します。
CBCT未併用ゆえの限界や、ClinCheckでの評価・修正の考え方、抜歯可否の判断軸まで段階的に整理します。
▼症例概要と診断のポイント
右上2番の露出と咬合閉鎖のしにくさを認めます。
Ⅱ級傾向で咬合はやや深めですが、部分的にオープン要素も示唆されます。
下顎はスピーのカーブが強く、上顎前歯のリトラクションを成立させるには下顎前歯群の圧下が鍵です。
CBCTがあれば可動域や骨条件をより精確に評価でき、リトラクション量の現実性判断に有用です。
▼設計:トルク・アタッチメント・ステージング
上顎中切歯は初期角度を最終値の基準に据え、過剰な前方傾斜を避けます。
犬歯はオーバーコレクションを抑え、不要な難化を避けます。小臼歯・大臼歯のアタッチメントは位置をやや咬合側へ、
十分な厚みで設定し、下顎前歯の圧下アンカレッジを確保します。犬歯は回転修正が主体の場合、縦長4mmを選択肢とします。
ステージングは「歯をばらばらに動かす」設計を避け、前歯ブロックの後方移動→臼歯ブロックの近心移動のように、まとまりを持たせて進めます。
▼ゴムの選択と交換間隔の考え方
Ⅱ級/Ⅲ級ゴムの選択はAP関係と下顎ハウジングの状況を見ながら運用します。
経過観察ではClinCheck同ステージの状態と口腔内を都度照合し、ずれに応じてゴムを切り替えます。
交換間隔は原則7日、慎重例や抜歯症例では10日が精度向上に有利です。5日は速度優先時以外は推奨しません。
▼IPR・拡大・抜歯の意思決定
抜歯で十分なスペースが確保できる設計なら、上顎のIPRは原則避け、移動量と深い咬み込みのリスクを同時に低減します。
患者がIPRを拒否する場合は拡大量の限界を踏まえた上での拡大か、抜歯選択を説明します。
完全な「倒れ込み防止」は困難であり、移動量最小化・適切なアンカレッジ・分かりやすいステージングでリカバリーを減らす発想が重要です。
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