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2023年1月2日(月) 公開

酸の種類によって異なる酸蝕能│Step4-5

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    • 01:00 〜 炭酸水・ビールはOK!?色々な酸の種類
    • 01:41 〜 酸蝕能
    • 02:34 〜 1.酸の力を表す色々
    • 03:18 〜 pKa(酸の解離定数)
    • 05:05 〜 1-2.クエン酸に注意!
    • 06:05 〜 1-3.う蝕と言ったら乳酸
    • 06:25 〜 1-4.酢酸
    • 06:46 〜 1-5.炭酸
    • 07:23 〜 2.キレート作用
    • 08:00 〜 クエン酸とリン酸による脱灰とpHの影響
    • 10:15 〜 炭酸水・ビールで酸蝕は起きるのか?
    • 12:25 〜 まとめ
    • 12:34 〜 チャレンジ
  • 伊藤先生の著書、2020年の医歯薬出版ベストセラーに選ばれた「カリエスブック 5ステップで結果が出るう蝕と酸蝕を予防するカリオロジーに基づいた患者教育」(医歯薬出版 刊)をお手元にご視聴いただくと、より理解が深まります。
    カリオロジーシリーズ特設ページはこちら


    ドイツでは炭酸水が日常的に飲まれていると聞くと、酸蝕症の人が多いのかと疑問に思われる方もいるかもしれません。
    結論から言うと、炭酸水やビールは飲んでもOKだと伊藤先生はおっしゃっています。
    それはなぜでしょうか。
    酸と言っても、その種類にはクエン酸・炭酸・リン酸・乳酸・塩酸・酢酸など、色々なものがあります。
    しかし、どれか一つが単品で入っているというわけではなく、ほとんどの場合は複数のものが合わさり入っています。
    そのため本動画では、これらをまとめて「酸」という風に考えていきましょう。

    酸蝕能には、水素イオンがリン酸イオンを奪う場合と、キレート作用によりカルシウムが奪われる場合の2パターンがあります。
    根管治療で使われるEDTAもキレート作用によるものです。

    まず、水素イオンによる酸蝕能について解説いただきます。
    酸の強さを表すものはpHだけではなく、他にもpKa(解離定数)や滴定酸度・緩衝作用などがあります。
    本動画では、pKaについてお話くださっていますので、ぜひご確認ください。

    酸の中には、水素が良く出る「強い酸」とあまり出ない「弱い酸」があると伊藤先生はおっしゃいます。
    この水素が出ることを「解離する」と言い、pHと同様、数値が低いほど強い酸ということになるのだそうです。
    では、リン酸・クエン酸・乳酸・酢酸・炭酸それぞれのpKaはどのくらいなのでしょうか。
    ここでは、特徴とともに解説いただいています。

    そして、この中で一番注意すべきものは「クエン酸」だそうです。
    クエン酸があると、pHの問題だけではなくなります。
    なぜならクエン酸があることで、エナメル質や象牙質をさらに溶かしてしまうからです。
    詳細については、ぜひ本動画をご覧ください。

    酸で歯が溶けるという話をして、患者様から「炭酸水も歯が溶けるの?」と質問を受けたことのある方もいるかもしれません。
    炭酸水のシュワシュワと出る泡と、酸の強さは比例しているのか、また炭酸水やビールで歯は溶けるのでしょうか。
    皆さんはこの質問に対して、何とお答えになりますか。
    この点ついても説明されており、大変興味深い内容となっています。

    最後には、炭酸水やビールに関しての質問があった時に、患者様への説明の仕方を伊藤先生自らお話くださっています。
    具体的で分かりやすく、参考にしていただけるでしょう。
    ぜひご覧ください。

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