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2023年1月9日(月) 公開

ヨーグルトは酸性なのになぜ歯が溶けないの?│Step4-6

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880円〜(税込)
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    • 00:20 〜 ヨーグルトで歯は溶ける?
    • 00:46 〜 ヨーグルトは酸性なのに歯が溶けないの?
    • 01:11 〜 歯が溶けるとは?ハイドロキシアパタイトから考える
    • 01:36 〜 酸とは?
    • 01:52 〜 歯が溶ける仕組み
    • 02:42 〜 臨界pHは接する液の中身で変化する
    • 03:29 〜 ヨーグルトで歯が溶けないメカニズム
    • 04:06 〜 酸蝕症のリスクとう蝕のリスクは別
    • 04:35 〜 Lussiの研究から考える
    • 05:35 〜 オレンジジュースから考える
    • 06:38 〜 そもそもう蝕の臨界pHとは?
    • 08:53 〜 まとめ
    • 09:04 〜 チャレンジ
  • 伊藤先生の著書、2020年の医歯薬出版ベストセラーに選ばれた「カリエスブック 5ステップで結果が出るう蝕と酸蝕を予防するカリオロジーに基づいた患者教育」(医歯薬出版 刊)をお手元にご視聴いただくと、より理解が深まります。
    カリオロジーシリーズ特設ページはこちら


    皆さんの中で、ヨーグルトのpHがどのくらいかご存知の方はいらっしゃるでしょうか。
    エナメル質の臨界pHが5.5であるのに対して、ヨーグルトのpHは3.9です。
    このようにpHだけに注目して考えると、ヨーグルトの酸性度は高く、歯が溶けるのでは?と思われるかもしれません。
    では実際はどうなのでしょうか。

    ここで伊藤先生は、非常に重要なポイントをお話くださっています。
    それは「臨界pHは変化する」ということです。
    一体、どういうことなのでしょうか。

    まず、そもそも歯が溶けるとはどういうことなのか、復習からしていきましょう。
    エナメル質にはハイドロキシアパタイトという結晶があり、これはCa・PO4・OHからできているのはご存知の通りでしょう。
    それに対して酸はH +、つまり水素イオンが多ければ多いほど、pHはどんどん低くなるのです。
    ここでは、歯の溶ける仕組みをそれぞれを擬人化して説明してくださっており、大変分かりやすい内容になっています。

    さらに、臨界pHは「接する液の中身で変化する」ものだともおっしゃっています。
    これはバイオフィルムにも言えることで、接するものの中身により歯が溶ける・溶けないが変わってくるのだそうです。
    ヨーグルトで歯が溶けないメカニズムの詳細については、ぜひ動画でご覧ください。

    続いて伊藤先生は、このメカニズムをより信憑性のあるものにするために、Lussi先生の研究結果をまとめて紹介されています。
    ハイドロキシアパタイトをヨーグルトにつけて、変化をみるものです。
    この研究ではプレーンヨーグルトだけではなく、フルーツ入りのものなどについても知ることができます。
    知識の一つとしてこの結果を知っていると、フルーツを好まれる酸蝕症の患者様へのアドバイスのヒントになるかもしれません。

    その後、臨界pHの実態についても詳しくご説明くださいます。
    Step2-5④のフッ素や再石灰化についての講義と合わせてご覧になると、より理解しやすいでしょう。

    本動画の最後では、歯が溶ける仕組みを患者様に分かりやすく説明するために「塩」を例えとしてお話されています。
    身近なものが例にされているためイメージがしやすく、早速臨床に取り入れていただけることでしょう。
    ぜひこちらも参考になさってください。

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