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2025年11月12日(水) 公開

第7話:「あごが痛い」「口が開かない」って言われたら?顎関節症との向き合い方



  • 顎が痛い・口が開かない患者に対する対応と、顎関節症の正しい見極め方を解説。
     
    ◾️顎関節症の主な分類
    ・咀嚼筋痛障害(筋肉性)
    ・関節痛(関節炎)
    → この2つの見極めが最重要。
     
    ◾️見極め方
    ・関節性:消炎鎮痛剤+安静で改善。
    ・筋肉性:ストレッチ・マッサージで改善。
    ・患者に痛む場所を指で示してもらい、部位で判断。
     
    ◾️マウスピース療法
    ・一時的な噛みしめ緩和には効果あり。
    ・使い続けると脳が慣れて効果が減少。
    ・1週間使用+1週間休止の繰り返しが最も効果的。
    ・長期使用や特殊形状のスプリントは顎位変化リスクあり。
    ・セラミック歯やジルコニア補綴の保護目的で使用は有効。
     
    ◾️開口障害の診断ポイント
    ・「痛くて開かない」→筋肉・関節いずれかを触診して判定。
    ・「引っかかって開かない」→筋の短縮や緊張によるケースが多い。
    ・横方向に動かせれば関節は正常、筋肉性の問題。
    ・指3本=約40mm開口を目安にストレッチ指導。
     
    ◾️関節雑音(クリック)
    ・完治は難しいが、筋緊張緩和で軽減可能。
    ・マッサージ・セルフケアの指導が有効。

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